
【潰瘍性大腸炎と生きる】お腹弱い系パパ美容師のリアルな再燃記録と回復のヒント
9月の終わり。なんかお腹が重い。
「また波、きたかも。」
潰瘍性大腸炎歴10年以上の僕には、もう分かるんです。
この“嫌な感じ”が来ると、しばらく静かに戦う時間が始まる。
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✈️ 出張ラッシュのツケは“腸”にくる
9月は出張ラッシュでした。
沖縄で講習、神戸で講師、広島でセミナー。
飛行機、ホテル、外食、早朝移動。
どれも慣れてるけど、全部まとめてくるとやっぱり堪える。
「講師モード」で気を張り続けていた反動で、
スイッチを切った瞬間、腹の奥がズキズキし始めました。
それでも仕事は止まらない。
でも、この体のサインを無視したツケはしっかり回ってきました。

💊 カログラでやっと落ち着いたけど、財布が痛い
医師と相談して、ついにカログラを追加。
高いとは聞いていたけど、正直びっくり。
1ヶ月の薬代、47,000円。
それまで15,000円だったから、3倍以上。
薬の効果も金額もパンチが効いてる。
ただ、効き目は確かでした。
痛みがやわらぎ、トイレの回数も減って、ようやく「戻ってきた」感覚。
でも、ここからが現実の話。
潰瘍性大腸炎の**特定疾患(難病申請)**が最近変わって、
軽症は対象外になっていたんです。
だから僕も更新ができず、今は自己負担。
急いで再申請してるけど、審査には2〜3ヶ月。
その間はひたすら自腹。
でもこれ、ほんとに多くの人が知らないんです。
潰瘍性大腸炎は“軽度でも急に悪化”する。
だから申請のタイミングは早めにが鉄則。
もし落ち着かなければ、次はステロイド治療。
点滴になると1本30万円。
もう、美容師のハサミが何本も買える世界です。

🍙 食を変えたら、午後の体が変わった
再燃前までは、昼ごはんはだいたいインスタントラーメン。
美容師って、営業の合間にサッと食べられるものが正義なんですよね。
でも再燃をきっかけに、昼ごはんを見直しました。
今はおにぎりと味噌汁。
時間がある日は、外でちゃんと定食を食べに行く。
これだけで午後の疲れ方が全然違う。
「体が軽い」って、ほんとにこういうことかと。
妻(管理栄養士)の和食中心の夜ごはんにも助けられてます。
味噌汁、豆腐、白身魚。
お腹に優しい料理は、心にも優しい。
日本人の腸は和食でできてる。
それを、再燃して改めて実感しました。
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🌿 これからは“整える時間”を作っていく
正直、今は温泉やサウナに行く余裕もありません。
仕事と子供との時間と体調管理で1日があっという間に過ぎていく。
でも、だからこそ思うんです。
このまま突っ走っても、また再燃するだけ。
これからは、体を整える時間を意識的に作る。
ぬるめの湯に浸かって、ゆっくり深呼吸する時間を取る。
それだけでも腸ってちゃんと反応してくれる気がします。
焦らず、ちゃんと休む。
それが次のテーマです。
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💼 焦らず、整えて、生きる
美容師って、体調の変化がすぐ仕事に出る。
だからこそ、無理して元気に見せちゃう。
でも、焦れば焦るほど悪化するのがこの病気。
焦らず、整える。
これが、いまの僕のモットーです。
お腹弱い系でも、ちゃんと生きてる。
仕事も家族も病気も、全部“ちょうどよく”抱えていけばいい。
“焦らず、整えて、生きる。”
潰瘍性大腸炎は「治す病気」じゃなく「整える生き方」を学ぶ病気。
波があっても、自分のペースでいい。
お腹弱い系でも、生き方は強くていい。
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✂️ 若い美容師たちへ
好き放題してると、ツケが回ってくるぞ。
体はずっと頑張ってくれてるけど、無敵じゃない。
忙しくても、食べ物と休息だけは後回しにするな。
お腹を壊してから気づくより、今のうちに“整える”ほうがずっといい。
健康な体があってこそ、いい仕事もできる。
若い頃は「まだ大丈夫」と思うけど、体は全部覚えてる。
今日のコンビニ飯と寝不足は、5年後の腸にくるぞ。